L 立坂神社(矢田八幡社)
延喜式内社で俗に矢田八幡とも呼びます。主神は大日靈貴命(おおひるめのむちのみこと=天照大神)で神功皇后、応神天皇、玉依姫を配祀ししています。鎮座の年代は不詳です。
初代桑名藩主本多忠勝の崇敬深く、以後歴代の藩主の保護を受けました。戦災を免れたので昔の風情を残しています。門前と南へ250m離れた東海道筋に石造の鳥居があります。また国道筋にも青銅の鳥居が建っています。
社宝に「紙本淡彩本多忠勝像1幅」、「短刀 銘村正1口」(いづれも市指定文化財)があります。
なお本来の式内社は東方の立坂神社旧跡で、明治になって矢田八幡社に名称が移ったようです。